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オペラ初心者のための《トリスタンとイゾルデ》 – NHK-FM《バイロイト音楽祭2011》最終日

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楽劇《トリスタンとイゾルデ》の舞台はコーンウォルでドイツではないのですが、惚れ薬を飲んでしまって国王に貢ぎ物として連れてきた姫に恋心を抱いてしまい、敵前逃亡ならぬ帰国直前に姫と逃避行してしまったトリスタンという騎士の悲しい物語。国王の側近に負わされた傷がもとで、最後は死んでしまうのですが幻夢の中で姫に再会する演出や、実際に姫が到着した時には既にトリスタンは事切れていた。と《ロミオとジュリエット》みたいな解釈が様々で、また、初心者でもいろいろ想像できるのが人気の理由でしょう。
歌舞伎などにも翻案しやすいですね。

全3幕、それぞれが80分から90分ほどで鑑賞しやすい。《前奏曲と愛の死》は聴く機会も多いので、まずはこれに馴染んでから本編を聴くのが初心者の方へのお薦め。
わたしの体験では、第2幕から味わいました。オペラの難関はドラマの展開とどういうことを歌っているのかな、と言うことだけど第2幕は単純に『あなたが好きだ』、『わたしも愛してます』とお互いの愛を確かめ合うトリスタンとイゾルデのふたり。『まもなく、夜が明けます』とイゾルデの侍女ブランゲーネが遠くで歌う。とわかりやすいので初めて聴く録音でも、ここを聴いて良い、悪いをまず判断基準にしています。

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楽劇《トリスタンとイゾルデ》のオペラ録音盤のベスト3は、LPレコードの時代に限ればクライバー盤、バーンスタイン盤、フルトヴェングラー盤でしょうか。

クライバー盤は、ルネ・コロがトリスタンを”美しく”歌っています。今では聴く事の少ない希少なスタイルのテノール。ルネ・コロのファンになって、他に歌っているものは無いか・・・と、言うのがオペラを聞き慣れるきっかけになりました。

バーンスタイン盤は、ペーター・ホフマンがトリスタンを”若々しく精悍”に歌っています。ロック・アルバムも出しているテノールで、オペラっぽく無いところが受け止め方で良い、悪いを決めそう。
でも、第2幕は一番優れていると気に入っています。

フルトヴェングラー盤は、録音はクライバー盤、バーンスタイン盤よりも古いけどステレオ録音をスタジオで行った重要なレコード。フルトヴェングラーは録音を聴いて、ステレオでレコード化することに乗り気になったと言います。これに続く企画が続々上がったのに残念ながらフルトヴェングラーの置き土産になりました。
歌唱はワーグナー演奏のスタンダードと言えるもので、全体、これを超えて満足させてくれる録音は在りません。

さて、今年で《ニュルンベルクのマイスタージンガー》が最後となり、2012年は新演出の《さまよえるオランダ人》で初日を迎えます。2013年はバイロイト音楽祭のアニヴァーサリーになるので、《リング》の新演出を控え来年はその前哨戦となりそうです。

アマデウスクラシックス!アナログ初期盤LPレコード通販サイト:オペラ初心者のための《トリスタンとイゾルデ》講座 via amadeusclassics.otemo-yan.net

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作成者: amadeusrecord

ローカルのケーブル放送局で音楽番組編成と、番組作成を担当。必要とあれば音響の確認に工事スタッフと一緒に店舗まわりもしました。その際、地域の音楽愛好家と交流。老舗レコードショップから通販サイトを手伝ってほしいと参加したのが WordPress サイト作りの足がかりとなりました。

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